Barber's Pole (バーバーズポール)
Sign Pole (サインポール)
床屋さんの目印のあれ(回転する看板)。
正式名称
Sign Pole(サインポール)。Barber's Pole(バーバーズポール)とも言われる。
由来
中世ヨーロッパでは、理容師が外科医の役割(瀉血(しゃけつ)など)も兼ねていた「理容外科医」の歴史に由来する。
一般的には、赤は動脈、青は静脈、白は包帯を表していると言われている。
なぜ上昇(または下降)して見えるのか? Barberpole Illusion
ポールは実際には「横方向」に回転しているだけなのに、「上下方向」に動いているように見える。
心理学や視覚科学では、この現象は「Barberpole Illusion (バーバーポール錯視)」と呼ばれている。
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Aperture Problem (開口部問題)
細長い窓 (ポールの枠) を通して斜めの線を見ることになる。脳は、物体の端が見えない状態では、直線の動きを「その線に対して垂直な方向」に動いていると解釈する特性がある。
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端の影響
ポールの上下の端 (境界線) が視覚的なヒントになる。斜めの縞模様が回転すると、その模様が上下の端で消えたり現れたりするため、脳は「模様が下から上へ(あるいは上から下へ)流れている」という一貫した解釈を選択する。
関連情報
ウィキペディア:サインポール錯視
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Über visuell wahrgenommene Bewegungsrichtung (1935)
(視覚的に知覚される動きの方向について)
斜めに動く縞模様が細長い開口部を通ると、その長辺方向に動いて見える現象を報告し、視覚系が局所的な運動情報をどのように統合するかという問題を提起した。
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Occlusion and the solution to the aperture problem for motion (1989)
縞模様と開口部のエッジの奥行き関係(遮蔽)が、運動方向の統合にどう関わるかを解明した。
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The directional tuning of the barber-pole illusion (2001)
開口部のアスペクト比や縞の角度を変え、知覚される運動方向の変化を詳細にマッピングした。
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Two-dimensional motion analysis by neurons in primary visual cortex of a New World monkey (2003)
脳内のニューロンが時間の経過とともに、局所的な運動から開口部に基づいた広域的な運動へと反応を修正する様子を報告した。
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A moving-barber-pole illusion (2014)
開口部自体が動く特殊な刺激を用い、第1次運動系と第3次運動系の分離を試みた。
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Two mechanisms that determine the Barber-Pole Illusion (2015)
速度やコントラストの条件により、異なる2つの視覚メカニズム (開口部問題と終端点の移動) が錯視を引き起こすことを実証した。