AI Agent

自律的に行動し、目標を達成するために環境と相互作用するソフトウェアシステムのこと。
AIエージェントの概念の基盤となる理論は、1970年代から1980年代にかけての研究にまでさかのぼることができるが, 最も影響力のある定義を提示したのは, ラッセルとノーヴィグの『エージェントアプローチ人工知能』(1995)。エージェントを「センサーを通して環境を認識し、アクチュエーターを通してその環境に作用する、あらゆるもの」と定義した。

Perception (知覚)
センサーやデータフィードを通じて、環境（ユーザーからの入力、データベース、ウェブサイトなど）を観察し、データを収集する。

Reasoning and Planning (推論・計画)
収集した情報を処理し、事前に定義されたルールや学習したAIモデル（例：大規模言語モデル）を使って、次にどのような行動をとるべきかを決定する。

Action (行動)
決定した内容に基づき、環境に対して具体的な行動を起こす（例：テキスト生成、メール送信、ウェブサイトの操作）。

Learning (学習)
過去の経験やフィードバックから継続的に学習し、時間とともにパフォーマンスを向上させる。

(関連項目)
・Cognitive Agent (認知エージェント)
　AIエージェントの中でも、特に人間の認知プロセス（思考、学習、推論など）を模倣する高度なもの。

AI Agent (AIエージェント)