Bubble Jet (バブルジェット: サーマル方式インクジェットプリンター)

1985年 世界初のサーマル方式のインクジェットプリンターの発売

1970年代半ば、キヤノンの研究者たちはインクジェット技術の幅広い可能性に着目し、日々研究開発を続けていました。

ある日の実験中、インクを詰めた注射器の針に、熱したハンダごてが偶然触れ、針先からインク滴が勢いよく噴出。この偶然の出来事をきっかけにさまざまな実験と検証を重ね、ヒーターの加熱でインク滴を吐出させるというキヤノン独自のインクジェット技術が誕生しました。

1977年、キヤノンは世界初のサーマルインクジェット(バブルジェット)技術の基本特許を出願し、その後のインクジェットプリンターの礎を築きました。

この方式はバブルジェット(BJ)方式と名づけられ、1985年、BJプリンターの製品第1号である「BJ-80」を発売しました。1977年のバブルジェット技術の基本特許の出願以来、多くの特許出願を積極的に行い、その基本発明の一つである特許1396884号は、1994年全国発明表彰の最高賞である「恩賜発明賞」を受賞しました。